【非プログラマの方に向けて】プログラムの流れについて理解しておくと良い3つのこと:関数・条件分岐・ループ
CX事業本部の山本です。
今回は、普段プログラミングやソフトウェア開発をしない方に向けて、ソフトウェアの中でも「処理の流れ」について知っておくと良いことについて書きたいと思います。
本記事の内容がわかると、システム開発ができたり、また、開発をしないまでも、プログラマ・エンジニアと呼ばれる人たちと話をする上で、何を言っているのかわかりやすくなるかと思います。
大まかなところを理解した方が良いと思うため、細かな点では正確ではないところもありますので、ご了承ください。
はじめに
ソフトウェアとは、かなり簡単に言うと、下図のように「データを受け取り、処理をして、別の形のデータにするもの」のことを言います。今回の記事は、この「処理」についての内容です。
少しソフトウェアの内部の細かい話になりますが、ほぼすべてのソフトウェアに共通している内容なので、知っておくと良いと思います。
演算(基本処理)
データの種類ごとに、基本的な処理ができるようになっています。例えば、数値データであれば四則演算、文字列データであれば2つの文字列をくっつける、などです。
データについては、こちらの記事をご参照ください。
関数
あるいくつかの処理をまとめたものを関数と言います。関数を利用するには、関数に対して入力するデータを指定する必要があり、そのデータの種類と数を合わせる必要があります。
補足
関数は、ある関数の出力を別の関数の入力にする、というように入れ子構造にすることができます。この書き方には2種類あります。
- 複数行に分ける
通常のプログラミングだと、わかりやすくするために、複数行に分ける場合がほとんどです。
また、複数回同じ処理をする場合には、1回分けて書いて、その結果を複数回利用します。
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1行にまとめる
関数の中に関数を書くことで、1つの行にする方法です。
複数行に分けることができない場合などに利用されます。
分岐(条件分岐)
上記の演算や関数をつなげて行けば、一続きの処理を作ることができます。しかし、ある条件のときにその処理をしたくない、別の処理をしたい、という場合には対応できません。そこで、分岐という処理が必要になります。
分岐では、(数値や文字列などを判定した結果の)2値データを元に、ある処理を実行するかしないかを決めます。
ループ(繰り返し)
同じ種類のデータに対して、同じ処理を行いたい場合に利用します。多くの場合は、リストの中にデータを並べて入れて、そのリストの全データに対して同じ処理をする、という使い方をします。 例えば、ユーザのデータをリストに並べておき、ループで、メールアドレスを取り出してメールを送信する、といったことができます。
まとめ
ソフトウェアの「処理」の内容として、以下の4つがあることを解説しました
- 演算(基本処理)
- 関数
- 分岐
- ループ